山手台こども囲碁クラブ






活動日時:原則として毎月第2、第4土曜日13:30~15:30
所在地:大阪府茨木市立山手台小学校
参加児童・生徒数:15名
指導者数:13名
URL :http://www.eonet.ne.jp/~rightness/
山手台こども囲碁クラブは、2013年2月の設立以来、早くも12年以上も経過しましたが、毎年、茨木市教育委員会及びライフスポーツ財団ご後援(乃至ご支援)の下に、(コロナ禍時期を除き) 同市内外で積極的な活動を行なっております(なお現ライフスポーツ財団認定こども囲碁クラブ14クラブの中では最も若く新しい組織です)。
囲碁は約4,000年も前に(インドまたは)中国で始まり、我が国へは飛鳥~奈良時代に伝えられたものとして、今や「人類の考え得る最も面白いゲーム」と言われておりますが、この極めて優れた我が国・古来の歴史的伝統文化の次世代への円滑継承を図るとともに、囲碁を通じて挨拶や行儀・作法等をも学ばせています。「囲碁をすれば頭がよくなり、行儀がよくなり、友達がたくさんできる。」と言われておりますが、実にその即効的効能には驚く程です。つまり、囲碁を打ってそのゲームを楽しむことにより、(幼い乍らも)知能の戦略的思考力の向上をベースとして豊かな判断力、集中力、創造力、応用力、バランス力等々が非常に高まり、特にイジメ、校内暴力、不登校等の社会問題にも毅然とした対応能力が自然と培われ養われております。言わば、囲碁で使用する“石と石とのつながり”が、丁度 人間関係における“人と人とのつながり”に非常によく似ていて、それらがお互いによく通じ合うものと考えられるのです。
そして、現会員は小学生中心の15名ですが、皆が仲良く楽しく面白く、明るく元気に伸び伸びと囲碁を学ぶことにより、豊かな心を持ち、心身の健全な発達育成に寄与できるよう活動しております。
中でも、設立以来の“ビッグ・サプライズ・ハプニング”としては2021年10月には弊クラブ出身児童の中から極めて難関・登竜門と言われております(関西棋院の)「囲碁プロ棋士(初段)」が誕生し、マスコミを大きく賑わせた程でした。そして、更に昨年2024年1月には同人は「二段に昇段」し、今後ともその活躍が益々期待されております。
他方、約10年以上も前の囲碁界(のアルファ碁開発)から始まりましたディープラーニングというディジタル技術の応用が今では“生成AI”等にまで発展し、昨今の現代社会においては、その利用無しでは済ませられない(効率的生産性向上等が図れない)程になって来ております。無論、囲碁においても、それが大いに利用され楽しまれております。
しかし、何と言ってもお互いの顔色・表情や服装からその所作等までをもしかと見届けながら打てる対面対局という上記のような情緒あふれる人間味~人間性豊かなゲームとしてのアナログ型対局に優るものは(目下)ありません。
このため今後益々数多くのお子様方のご入会により対面対局の面白い醍醐味を大いに味わっていただきたく、先ずは体験・見学等のご参加を切にお待ちしております。
なお最後に、本文をお読みいただいた皆様に是非お贈りしたいお言葉は、江戸時代後期の儒学者:佐藤一斎の名言「少にして学べば、則(すなわ)ち壮にして為すあり、壮にして学べば則ち老いて衰えず、老にして学べば則ち死しても朽ちず。」です。
山手台こども囲碁クラブ 会長 多田 副政