平成25年2月設立以来、早くも11年 経過しましたが、毎年、茨木市教育委員会及びライフスポーツ財団後援の下に、(コロナ禍時期を除き) 同市内外で積極的な活動を行なっております(なおライフスポーツ財団認定こども囲碁クラブの中では最も若い組織です)。
囲碁は約4,000年も前に中国で始まり、我が国へは飛鳥～奈良時代に伝えられたと言われておりますが、この優れた我が国・古来の伝統文化の次世代･円滑継承を図るとともに、囲碁を通じて挨拶や行儀・作法等も学ばせています。「囲碁をすれば頭がよくなり、行儀がよくなり、友達がたくさんできる。」と言われていますが、実にその即効的効能は驚く程です。
即ち、現会員は小学生中心の10名ですが、皆が仲良く楽しく面白く、明るく元気に伸び伸びと囲碁を学ぶことにより、豊かな心を持ち、心身の健全な発達育成に寄与できるよう活動しております。
なお、設立以来の“ビッグ･サプライズ”としては2021年10月には弊クラブ出身児童の中から極めて難関･登竜門たる(関西棋院の)「プロ棋士」が誕生(入段)し、新聞TV等のマスコミを賑わせました(西村 仁 君)。そして、更に本年2024年1月には同人は「二段に昇段」し、今後ともその活躍が益々期待されております。
他方、囲碁界から始まったディープラーニングのディジタル技術の応用が“生成ＡＩ”に発展し、昨今の現代社会においては、その利用無しでは済ませられない程になって来ておりますが、無論、囲碁においても、それが大いに利用されております。しかし、何と言っても対面対局という上記のような情緒あふれる人間味～人間性豊かなゲームとしてはアナログ型に勝るものはありません。このため今後益々数多くのお子様方のご入会により対面対局の醍醐味を味わっていただきたく体験･見学等のご参加を切にお待ちしております。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山手台こども囲碁クラブ会長　多田　副政